企画




人とまちを“つなぐ”存在としての不動産屋のかたち
本プロジェクトは、東大阪市に事務所を構える株式会社コネクトの代表・松任氏からの依頼で、営業活動や顧客への送付を目的としたDM(フライヤー)のデザインディレクションを行ったものである。
松任氏は「不動産屋」という業種が一般に抱かれがちな強引さや敷居の高さといったマイナスイメージを払拭し、もっと地域の人々にとって身近で親しみのある存在でありたいと考えていた。単なる物件情報の発信ではなく、「地元にいる、何でも相談できるお兄さん」のような存在として、自らの姿勢を伝えるDMを目指し、今回の依頼に至った。
そこで、DMのコンセプトとして掲げたのが「人と人、人とまちをつなぐ身近な不動産屋さん」。株式会社コネクトが東大阪に根ざして活動するからこそ伝えられる想いや、人柄がにじむツールのあり方を検討した。
DMは2種類制作。一つは、東大阪密着を強く印象づけるため、地域の風景や日常を写した写真をふんだんに使用した仕様で構成。こちらはカメラマン兼デザイナーのフジワラ氏に撮影とデザインを依頼し、松任氏がどのような“まち”をフィールドとしているかを視覚的に伝えるかたちとした。
もう一つは、松任氏の人柄そのものに焦点をあて、温かさや優しさが伝わる手描きのイラストを用いた仕様。こちらはまちづくりデザイナーのマツモト氏に依頼し、「話しかけやすさ」や「安心感」がにじみ出る表現を追求した。
また、DMと同時に、より多くの人に株式会社コネクトの姿勢を届けるべく、同コンセプトによるWebページの制作も進行。紙とWeb、それぞれの特性を活かしながら、松任氏の活動の幅をひろげるデザインとした。
不動産業は、建築同様、単に建物を扱う仕事ではなく、「まち」を形づくる営みそのものでもある。私たちはこれからも、松任氏のように地域に根差し、まちの未来を意識して動く不動産プレイヤーと共に、持続的なまちづくりの在り方を探っていきたい。
ディレクション:合同会社フーシャ
デザイン:マツモト・フジワラ
施主:株式会社コネクト
期間:3ヶ月
ディレクション:合同会社フーシャ
デザイン:マツモト・フジワラ
施主:株式会社コネクト
期間:3ヶ月
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