淡路の超狭小集合住宅

  • 建築

本プロジェクトは淡路駅前の喧騒から少し離れた静かな住宅街の端に位置する、特異な土地の店舗兼集合住宅の計画である。
この場所は、開発の過程で取り残された細長い三角形の敷地で、面積はわずか12坪という非常に狭小な土地である。狭小な敷地条件において、最も大きな課題は限られたスペースの中で機能性と居住性をいかに確保するかであった。また3階建てという規模とコストの制約から、構造は木造を選択し、木造の特性を生かしつつ空間の広がりを感じさせる設計を目指した。
敷地に対して素直に建物を配置すると、最も狭い部分は柱芯でわずか650mmしかないという極端な条件であった。そのため耐力壁をどのように配置し、最小限の壁数で空間の広がりを保つかが大きな課題となった。細長い形状の建物の外壁においては耐力壁を配置する場所が限定されるため、中央部分にも必要最低限の耐力壁を設けることとなった。これに対しデザインとしての意匠を施し、筋交いをあえて表しとすることで空間に広がりとアクセントを与えた。また場所によっては筋交いを二重にして意図的に目を引くデザインとすることで、視覚的なバランスを取った。
平面においては階段の配置から、居室内の各設備などの機能が雁行するような配置とした。それにより建物の一番長手となる南側に一直線の抜けができ、空間に奥行を感じられる計画とした。土地の制約を受けた三角形の敷地形状に合わせた工夫が、空間に個性を与えている。また外観デザインはシンプルでありながらも周囲の環境との調和を意識した落ち着いた仕上がりとなり、周囲に自然と溶け込んでいる。

所在地 大阪府大阪市
用途 店舗兼集合住宅
規模 木造3階建
設計監理 フーシャアーキテクチャ一級建築士事務所+佐土瀬信二
竣工 2021年11月

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淡路の超狭小集合住宅

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